こんにちは、売れるしくみづくり株式会社　補助金コンサルティングサービスです。

先週、令和5年度補正予算における「ものづくり補助金」の概要と、「IT導入補助金2024」の内容が中小企業庁によって発表されました。

そこで今日は、この２つについて詳しくご紹介します！
※ものづくり補助金の正式名称は「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」です。

「ものづくり補助金」は、日本の雇用の多くを占める中小企業の生産性向上、持続的な賃上げに向けて、革新的な製品・サービスの開発や生産プロセス等の省力化に必要な設備投資等を支援することを目的にしています。

令和5年度補正予算においては下記の見直し・拡充等が実施されます。

１．「省力化（オーダーメイド）枠」を新設し、補助上限額を大幅に引き上げ、省力化投資を重点支援

２．現行の枠を見直し、「製品・サービス高付加価値化枠」と「グローバル枠」に整理統合するとともに、今後成長が見込まれる分野（DX・GX）は通常枠よりも補助上限額・補助率を引き上げることで支援を重点化

さらに今回の主な変更点は、「省力化（オーダーメイド）枠の新設」、「製品・サービス高付加価値化枠の新設」、「大幅賃上げに係る補助上限額引き上げ特例の拡充」などです。

中小企業・小規模事業者が人手不足の解消等を目的とした、生産プロセス等の省力化の取り組みを進めることを支援するもの。
”オーダーメイド”とあるように、外部のシステムインテグレータ（Sier）との連携などによりロボットシステム等を構築したものが対象です。

革新的な製品・サービス開発の取り組みに必要な設備・システム投資等を支援するもの。
今後成長が見込まれるDX(デジタルトランスフォーメーション)、GX(グリーントランスフォーメーション)分野は、補助上限額・補助率を通常枠よりも引き上げて支援します。またグローバル枠についても引き続き、海外事業を実施し、国内の生産性を高める取り組みに必要な設備投資を支援します。

持続的な賃上げを実現するため、大幅な賃上げに取り組む事業者に対して、従業員規模に応じて補助上限額を100万円～2,000万円引き上げられました。

令和5年度補正予算に基づく公募は2回程度実施予定。補助事業実施期間は、いずれの公募回においても令和6年12月10日まで（令和6年12月10日までに実績報告まで完了する必要があります。

人気のIT導入補助金。2024の大きな変更点は、支援枠が改変されて、デジタル基盤導入枠がインボイス枠になりました。

・通常枠、セキュリティ対策推進枠、インボイス枠（インボイス対応類型・電子取引類型）、複数社連携IT導入枠の全4支援枠に改編

インボイス枠（インボイス対応類型）では、小規模事業者に対する補助率を一部「4/5」へ拡大

・インボイス枠（インボイス対応類型）においては、インボイス制度に対応した「会計」「受発注」「決済」機能を有するソフトウェアが対象
※インボイス制度に対応していないソフトウェア及びECサイト制作は本類型の対象にはなりません。

・生産性の向上に資するITツール（ソフトウェア、サービス）の導入費用を支援します。
・クラウド利用料を最大2年分補助し、保守運用等の導入関連費用も支援します。

・10月1日に開始されたインボイス制度への対応に特化した支援枠で、会計・受発注・決済ソフトに加え、PC・タブレット・レジ・券売機等のハードウェア導入費用も支援します。
・小規模事業者は最大4/5補助し、補助下限は無く安価なITツール導入も支援します。

・取引関係における発注者(大企業を含む)が費用を負担してインボイス対応済の受発注ソフトを導入し、受注者である中小企業・小規模事業者等が無償で利用できるケースを支援します。

・10者以上の中小企業・小規模事業者等が連携した、インボイス制度への対応やキャッシュレス決済を導入する取組等を支援します。連携のための事務費・専門家費も補助対象です。

・独立行政法人情報処理推進機構（IPA）が公表する「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」に掲載されているセキュリティサービスの利用料を支援します。

売れるしくみづくり株式会社では、中小企業・小規模事業者の生産性向上・業績支援を幅広く支援するため、そのための資金調達のひとつとして補助金・助成金支援を積極的に行っています。

・補助金・助成金の申請には、補助金・助成金を得たその先の未来を事業計画書として提出することが欠かせません。ぜひ御社の夢をお気軽にお聞かせください。事業計画書から申請、補助金・助成金採択後の業務支援まで一緒に伴走させていただきます！